印刷以外の強みを強化していく

クリエイティブプリント課 課長
竹元 伸介
40代前半(入社20年目)
出身地:長野県 近畿地方の大学 産業デザイン学部卒業
子供のころの将来の夢:先生

Carreir

キャリア

UV印刷技術のさらなる向上

 大学では当時最先端の分野として人気だった、CGの勉強をしていました。就職活動中はどの会社よりも熱心に対応していただき、自分の力を必要とされていることが嬉しくて入社しました。
 入社当初は勉強していたCGの知識を生かして制作(現在のデザイン&プロセス課)で製版やデザインをしていました。数年後に工場に異動になり、オフセット印刷機のオペレーターをしています。私が印刷機のメインオペレーターになってから、2台の印刷機を交代で担当する制度を始めました。今までは個人で持っていた技術を部内で共有し、複数人で改善策を検討することで、会社の印刷品質向上に貢献したいと思っています。
 当社は最新の設備導入が県内でも早く、H-UV印刷機は県内初の導入でした。この印刷機を今後も最大限活用し、UV印刷技術をさらなる向上するべく、努力を続けています。

One day

とある1日
8:45
朝礼
朝礼では、前日の仕事内容や改善などをシェアしてます。部外の社員にも、定期的に印刷の現場を知っていただく機会になっています。
9:00
機械の立ち上げ
機械の立ち上げをします。
9:30
印刷スタート
刷り出しを確認していただき、印刷スタートです。
12:00
昼食
お昼ご飯は食堂で取ります。毎日子供とおそろいの愛妻弁当です。
13:00
ミーティング
印刷前会議で印刷の注意点、色の表現を最終確認します。
15:00
加工・内職
夕方忙しくなる製本・加工担当の代わりに型抜き機を回したり、内職を行います。
18:30
退社
明日の印刷予定を確認し、朝一の印刷については印刷前会議を行います。

Episode

エピソード

トラブルから得ることができた、貴重な出会いや品質向上の機会

 東京への発送で、運送時のトラブルで商品に傷が出てしまった際、翌日すぐに営業担当と社員を数人連れて謝罪と検品に行ってまいりました。早朝から車で東京に向かい、お客様の元で数万枚の商品の中から使えるもの、駄目なものを検品しました。
 第一報を頂いた際には、「届いた段ボール箱がボコボコで、中の商品もぐちゃぐちゃになっている」と激怒されていました。幸いにも損害がお客様の予想より少なく、対応もスピードがあったためか、「今回は良いでしょう、今後の発送に本当に気を付けてください」とお話しいただきました。作業後は先方の社長様に御馳走になって帰ってきました。
 求められていることに対して、モノづくりの担い手としてどれだけ真摯に向き合っていけるかが、こだわりをお持ちの方にはわかっているんだと今回の件で痛感しました。当時はまだまだ研究途上だった型抜き商品の発送についても、その後はどんなことでも原因対策会議を行い、真剣に解決に努めてまいりました。お客様からアドバイスを頂いたシュリンク包装機導入の導入もあり、現在では型抜き商品の発送作業スキルを持つことが出来ました。
 こちらの不手際から始まったことですが、貴重な出会いや品質向上の機会を頂き、とても印象深かったお仕事です。

お客様が求めているものを、いかに察知してクリアしていくかが課題

 刷り出し立ち合いで一発OKを頂けると本当に嬉しいです。そのために事前に「このお客様はどのようなところを心配しているのか、どこを見たいのか を社内で考えて、お客様が求めているものを最初からお渡しできるよう、準備を徹底しています。
 お客様はなにかこだわりや心配事があって立ち合いに来られているので、それをいかに察知してクリアしていくかが印刷オペレーターに与えられる課題だと思います。
 以前頂いたお仕事で、特色4色、色見本はお客様のプリンター出力というものがありました。プリンターとオフセット印刷機は印刷方法が違うので、見た目を揃えていくには工夫が必要です。そういったとき、特色インキの作り方や印刷方法を状況によって変えながら、どうやって見本に近づけていくのが、印刷オペレーターの技術の見せ所だと思います。
 どのように印刷するか考え、線数・カーブ・特色インキの調色を終わらせていく、そこまで準備したうえでお客様に見ていただき、判断していただく。その時もそうして一発OKを頂けて本当に嬉しいです。

Challenge!!

チャレンジしていること

印刷機の刷り色を常に一定にそろえる技術

 東京のアパレル会社様のお仕事をさせて頂いた際、毎回仕上がりの感想が待ちきれず、東京訪問中の担当営業に電話して、お客様の反応を伺っていました。アパレルブランドの商談用の商品パンフレットで、印刷品質が洋服の売上に直結する印刷物でした。
 当時はアパレル関係のお仕事をご依頼いただき始めたころで、有名なカメラマン様の求める品質を達成するノウハウも足りず、印刷後は毎回お客様の感想を追いかけていました。
 クライアント様もかなり刷り色にこだわっておいでで、「もう少しビビットに」というご指示を頂いたときは、どうしたら満足いただける品質になるか頭を悩ませました。何度もご指導を頂き、「こんなに赤いんじゃ納められませんよね」と厳しいご指摘を頂いて刷り直しになることもありました。
 しかし、ある日印刷後のお電話で「色校正より本刷りの方が良くなっているね」とお褒め頂けて本当に安心し、嬉しかったです。非常に台数の多い本紙校正と本刷りの経験を通して、印刷機の刷り色を常に一定にそろえる技術を向上できました。
 当時は徹夜で印刷して間に合わせることもあり、若かったからできた仕事ではありますが、様々なノウハウを学ばせて頂いたおかげで現在に至っています。あれから十数年経ち、工場内のローテーション制度確立や最新のUV印刷機導入のおかげで、今では同じようなお仕事も随分進めやすくなっていると感じます。

学生時代はボクシング部に所属していました。社内のプロレス好きの社員と、新日本プロレスの話で盛り上がることもあります。

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