高校を卒業して北海道を出、東京で印刷会社の組版・電算写植を行っていました。大人数の会社だったので、もっとコミュニケーションが取れる少人数の会社が良いと思い、今の社長に誘われて日美印刷に転職しました。
入社してから一貫して制作・DTPを行ってきました。時代がデジタルになったので、Macを使ったデジタル編集にシフトしました。現在はレイアウトを組んだり、製版・CTPでの現像、写真分解や画像補正を行い、お客様のオーダーと印刷物を近づける橋渡しを行っています。
最近は会社のHPの編集や広報関係の仕事を任させることも多くなりました。最初は全くの素人でしたが、仕組みがわかってきた今は面白さを感じています。今後はWEB関係の仕事を着実に身に付け、ゆくゆくは動画制作・編集を手掛けていきたいです。
ずっとお付き合い頂いているお客様から、スキー場併設ホテルのパンフレットのお仕事を頂きました。そこで、ホテルの正面写真の中の“リフト”を消してくださいとオーダーを受けました。夏のホテルの正面の写真にリフトが被っていたので、少しずつ3日かけて修正しました。
仕上がった写真は完璧にリフトが消え、お客様からも「綺麗にやっていただいてありがとう」と声を頂きました。その後もそのような修正のお仕事は続き、画像加工を勉強させていただきました。加工は面白いです。見る人をうまく騙すお仕事ですね。
Iターンで長野にやってきました。北海道で生まれて、人の縁があって長野にやってきました。東京・埼玉の生活が長かったので、長野には何があるんだろうと楽しみにしていました。何もなくてびっくりしました。ですが、自然が豊かで、とても住みやすそうで安心しました。
今では何でもそろっていて、とても便利になりました。
長野に来てしばらくは、お休みの日は家で初代FFなどのゲームをしていました。ですが、コペンという2人乗りオープンカーを買って、車好きの仲間と楽しく過ごしました。
長野に約19年住んでいます。仕事が終わったら、ゆくゆくは生まれ故郷の北海道に帰ろうかなと思いますが、まだまだ長野県民として長野暮らしを楽しんでいきたいです!
東京のお客様から頂いたお仕事で、お仕事の背景を社内で共有しきれず、クレームを頂いてしまうことがございました。データを受け取って社内の最善を尽くすだけではなく、お客様の想いも聞き、それに応える仕事をしないといけないと反省しました。
そのお仕事はお客様から「他所で刷ります」と言われてしまいましたが、どうしてもとお願いして弊社で刷り直させていただきました。お見せしたところ、「他社より日美さんの方がきれいに刷っていただいていました」とおっしゃっていただき、その後も継続してお取引頂けています。
急ぎのお仕事で、品質を求められるものがありました。料理パンフレットだったのですが、他社で印刷した色見本に合わせて印刷を行い、お客様に翌日お渡しするという内容でした。
会社ごと、機械ごとに色の出方が違うので、弊社の標準色とは離れた見本の色の再現に慎重に気を配りました。D&P課の色調整の出来で印刷品質、納品までのスピードが変わります。なので、できるだけデータ上での調整を行い、完璧な状態で印刷に回す努力をしました。
1%刻みで色を調整し、インクジェットの簡易校正を何度も出して営業担当・印刷オペレーターと何度も議論しました。最終的にできたものは、お料理は当然の発色で、さらにお皿の白さが食材を引き立てるような仕上がりになり、お客様にお渡しした後「日美印刷さんの方がよかったです」と声を頂きました。
紙の特性や印刷機の調子を考えて細かなデータ調整を行い、印刷物の品質に貢献できたので非常に嬉しかったです。また、今までは当然と思っていた画像調整の技術、白をシャープに出す技術が他社に勝る技術と知り、一層頑張っていこうと感じました。